車買取/査定の鬼(元中古車査定士)が車種別!買取価格表&高額買取へのアドバイス
トヨタ クラウン
基本情報
トヨタのクラウンは、今を去ること半世紀以上も昔の1955年1月に初代の販売が開始された、国内有数の伝統あるブランドです。以降、何度ものフルモデルチェンジを経て、現行は13代目。そのあまりに長い歴史ゆえに、派生モデルの数も非常に多く、現在販売中のモデルだけでも、セダンのクラウン アスリート/クラウン セダン/クラウン ハイブリッド/クラウン マジェスタ/クラウン ロイヤルサルーンに加え、ビジネスカーのクラウン コンフォートと、計6モデルにも及びます。
(ちなみにビジネスカーとは、一般に、タクシーまたはハイヤーとして使用される、営業用の車のことです)。
クラウンは、初代の販売当初から高級車のイメージが強く、長きに渡ってトヨタの最上級モデルとして君臨してきました。現在でもその影響は残っており、たとえば、前出のビジネスカーのクラウン コンフォートにしても、同じくトヨタのビジネスカーの(クラウンなしの)コンフォートと比較すると、明らかに上位モデルに設定されています。
(なお、ビジネスカー以外のクラウンもタクシーとして使用されるケースがあり、たとえばクラウン セダンは個人タクシーとしても使用されていますし、クラウン ロイヤルサルーンには、ハイヤー向け、個人タクシー向けのパッケージも存在しています。クラウンの伝統と信頼、それに幅広さが、ここからもうかがえます)。
とにもかくにも、日本車のある意味、代表とも、長老ともいえるクラウン。クラウン ハイブリッドの登場に見られるように、これからも高い信頼性に裏打ちされた日本有数の長寿ブランドとして、その歴史を刻んでいくのではないでしょうか。
車買取/査定の鬼が語る!買取例&できるだけ高く売るための考察
車査定相場表 | ||
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最高 | 平均 | 最安 |
300万円 | 190万円 | 10万円 |
車買取/査定の鬼からアドバイス
最初に基本的なことを述べておきますが、車の買取価格というのは、最終的にはその車自体について付けられるものなのです。
トヨタのクラウンといえど、その点に関しては、まったく変わりがありません。
つまり、事故車や、かなり状態が悪い車であれば、最悪0円査定(=引き取ってもらうだけ状態)ということもありえるわけです。
その逆に、車や装備品の状態等によっては、通常の査定価格に加えて、さらにプラス査定ということも十分、考えられます。
そういったことを前提とした上で、クラウンの査定価格について見ていきたいと思うのですが、なにぶん、車種が多いものですから、ここではクラウン アスリートに絞って、見ていきたいと思います。
クラウン アスリートに関して、まず、言えるのは、買取価格の幅が非常に大きいことです。
これは、歴史が長い車ですので、ある程度、しようのない面があります。つまり、年式が古く、しかも走行距離も長い場合(たとえば、10年以上で10万キロ以上、など)ですと、いかにクラウン アスリートといえど、あまり大した価格は付けてもらえない可能性が高いです。
とは言いましても、5~6年程度でしたら、そこそこの値は付けてもらえるのではないかと思います。
また、クラウン アスリートの場合、走行距離が意外と影響する場合がありますので、買取価格に期待される場合には、そのあたりも計算に入れておかれた方がよいでしょう。