車買取/査定の鬼(元中古車査定士)が車種別!買取価格表&高額買取へのアドバイス
トヨタ パッソ
基本情報
トヨタのパッソは、2004年6月に販売が開始された、ハッチバックのコンパクトカーです。
名称としてはトヨタパッソなのですが、実際には、ダイハツとの共同開発車。
分担としては、主に企画をトヨタが、開発と生産をダイハツが行なっており、ダイハツのブーンとトヨタのパッソとは、姉妹関係に当たります。
そんなトヨタパッソの車としての方向性は非常にはっきりしており、ズバリ、女性向け。
若い女性をターゲットにしたエントリーモデル(入門車)で、CM展開なども、女性を意識してなされています。
また、内装的にも、運転席と助手席の間にバッグを置ける場所があったり、ダッシュボードに小物を入れられるスペースがあったりと、女性の生活スタイルを意識した作りになっていることも特徴のひとつです。
2010年2月から販売されている現行の2代目でも、この方向性は堅持されており、そのために、企画の段階から女性スタッフが中心となって、女性目線での車作りを意識したのだとか。
また、この2代目では、パッソに加え、より上質感を意識した[パッソ+Hana(プラス ハナ)]も登場し、計2タイプから選べるようになりました。
ボディカラーも、パステルカラーを中心とした、計9色の豊富なカラーバリエーション(+Hanaは計10色)から選択可能。
外見だけでなく、ショッピングの際に車内を有効活用できる片側フラットラゲージモード(後部座席を片側だけでも倒せるため、ラゲッジスペースを延長して使うことが可能。長いものでも平らな面に置くことができる)を装備するなど、日常生活にも便利な、人気の一台です。
車買取/査定の鬼が語る!買取例&できるだけ高く売るための考察
車査定相場表 | ||
---|---|---|
最高 | 平均 | 最安 |
80万円 | 40万円 | 10万円 |
車買取/査定の鬼からアドバイス
最初に基本的なことを述べておきますが、車の買取価格というのは、最終的にはその車自体について付けられるものなのです。
トヨタのパッソも、その点に関しては、まったく変わりがありません。
つまり、事故車や、かなり状態が悪い車であれば、最悪0円査定(=引き取ってもらうだけ状態)ということもありえるわけです。
その逆に、車や装備品の状態等によっては、通常の査定価格に加えて、さらにプラス査定ということも十分、考えられます。
そういったことを前提とした上で、パッソの査定価格について見ていきますと、基本的には、素直な値の付き方をする車、といった印象です。
つまりは、年式の古い方よりは、新しい方が、走行距離の長い車よりは短い車の方が高査定になりやすいということで、女性向けのエントリーモデルというパッソの性格そのままの査定傾向となっています。分かりやすく言いますと、新しくてきれいで、あんまり使い込まれていない方が歓迎される(買い手も付きやすい)、といった感じでしょうか。
なお、走行距離に関しましては、やはり10万キロ近辺かそれを越えると、けっこう、査定は辛いものになりがちなようです。使い倒すか、適当なところで売りに出すか、早めに割り切った方がよさそうな気もします。