車買取/査定の鬼(元中古車査定士)が車種別!買取価格表&高額買取へのアドバイス
日産 マーチ
基本情報
日産のマーチは、1982年10月に販売が開始されたコンパクトカーです。
マイクラの名称で海外展開もされていますが、特に日本国内での人気は絶大で、日本トップクラスのコンパクトカーといってよいでしょう。
2011年5月末には、全世界70カ国以上での累計販売台数が、なんと600万台を突破。マーチをベースとしたマイクラC+Cの販売台数も含めてのことではありますが、相当な数字といわざるを得ません。
さて、このマーチですが、現行のモデルで4代目。各世代において、それぞれ特徴を持っています。 まず、初代はといえば、運転のしやすさと、経済性に優れていたのが特徴。1992年発売の2代目では、CVT等の最新技術をいち早く採用し、2002年発売の3代目では、日産車初のインテリジェントキーを採用。さらに2010年から発売中の4代目では、地球環境に配慮して、アイドリングストップシステムや新世代エクストロニックCVTを採用することで、クラストップレベルの低燃費を実現しています。なお、この4代目の生産はタイで行なわれており、日本国内に輸入されて、販売されています。
また、運転のしやすさへの配慮も、マーチの特徴のひとつです。小回りが利き、運転がしやすいだけでなく、運転時に広い視界を確保できるデザインとなっており、そのため車両感覚もつかみやすくなっています。さらには、バック駐車の際などに便利な、<タイヤの現在の向きやステアリングの切れ角、車の進行方向を表示してくれるタイヤアングルインジケーター>も装備されているなど、細かな配慮がうれしい一台となっています。
車買取/査定の鬼が語る!買取例&できるだけ高く売るための考察
車査定相場表 | ||
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最高 | 平均 | 最安 |
80万円 | 40万円 | 10万円 |
車買取/査定の鬼からアドバイス
最初に基本的なことを述べておきますが、車の買取価格というのは、最終的にはその車自体に対して付けられるもの。
日産のマーチについても、その点では、まったく変わりがありません。
つまり、事故車や、かなり状態が悪い車であれば、最悪0円査定(=引き取ってもらうだけ状態)ということもありえるわけです。
その逆に、車や装備品の状態等によっては、通常の査定価格に加えて、さらにプラス査定ということも十分、考えられます。
そういったことをふまえた上で、マーチの査定価格について見ていきますと、やはり、全体の傾向として、年式の及ぼす影響が大きいといった面が見受けられます。何しろ、初代の発売開始からまもなく30年ですから、古い車は本当に古くなってしまっていますので、これは致し方ない面があります。4、5年以上前の車ですと、少し厳しいかもしれません。
走行距離も、もちろん査定には影響してきますが、どちらかというと、年式の影響の方が大きいような印象です。
高く売りたいのであれば、比較的早期の買い替えをおすすめいたします。