査定価格を最大化する9つのポイント
ポイント4 車検はあんまり関係ない!?
査定に出す際に、一般の方がよく勘違いしてしまうのが、車検についてです。
車の状態をよくした方が、高査定につながりやすい、という話を聞いて、車検についてもそうだろう、と、勝手に思い込んでしまうのです。
そうなると、以下のような思いちがいをしてしまうことが多くなります。
「車検が一杯残っているから、きっと高査定につながるぞ!」、とか、
「車検がもうすぐ切れそうだから、車検をやってから売りに行った方が査定がよくなるんじゃないかな?」、とか。
でも、実際問題、こういったことは、あまり現実的ではありません。
つまりは、気にしなくてもよいのです。
これは、車検の費用が、一般の個人と買取店等とでは、異なっていることが理由です。
分かりやすく言いますと、一般人が普通に車検に出す場合にかかる費用と、買取店等があなたの車を買い取ったあと、車検に出す時にかかる費用とは、金額がちがうのです。
どちらが安いのかといえば、買取店等が車検に出す場合の方が、より安い費用で車検を行なうことが出来ます。
ですから、買い取る側にしてみると、こういうことになります。
あなた:「車検もつい最近、やったばっかなんですよ」
店側の心の中:<そりゃ、ありがたいっちゃ、ありがたいけど……。でも、車検切れ寸前で出されたって、こっちは買い取った後で、一般ユーザーよりは安い金額で車検に通せるしなあ……。そんなにいっぱい査定を上乗せするかっていうと、なあ……>
ですので、車検の残り期間のことはあまり気にせず、そのまま査定に持って行かれる方がよいかと思います。 (本当にギリギリだと、あまりよい顔はされないかもしれませんが、その場合でも、わざわざ車検を通してから行く必要はありません。車検の元が取れるほど、プラスの評価にはならないと思いますから)。
以上の点に関しては、高査定とは少しちがいますが、高査定をもらえると錯覚して、車検にわざわざ持って行ってしまうと、よぶんなお金がかかってしまい、結果的に損をすることになってしまいますので、こうして書かせていただきました。
車検のことはあまり気にせず、その分、お金をしっかり倹約していただければと思います。
なお、念のために書き添えておきますが、上記は車検が切れていない場合の話です。
車検が切れている場合には、別の意味で注意する必要があります。
売却前に、車検が切れたままの車に乗っていますと、道路交通法違反になります。しかも、赤切符です。
「車検はもう切れちゃったけど、どうせ、もうすぐ売るんだから、別にいいや」なんて思って、車検切れの車に乗り続けている人が時々いらっしゃるのですが、すぐに手を打たれることをおすすめします(サービススタンド等に連絡し、引取りに来てもらって、車検をしてもらうのがよいでしょう)。
車検切れでしばらく乗っていなかったけど、売ることに決めたので、車検切れのまま、店まで運転して行った、なんてのも、アウトになります。
ちなみに自動車税を払っていないと車検自体受けられませんので、そちらの方にも注意なさってください。