査定価格を最大化する9つのポイント

7ポイント7 好印象には、まず清掃

車を実際に持ち込む場合には、買い取る側が好印象を感じる車かどうか、ということが、結構、重要になってきます。

そして、そのために大切なのが、清掃なのです。

なぜ、買い取る側が好印象を受けるかどうかが重要なのかというのは、こう考えてみれば分かります。

もし、あなたが中古車を買いに店に行ったとします。
当然、そこには何台も中古車が並んでいるわけですが――

もし、そこに並んでいる車が全部、車種としても年式としてもそんなに問題はないけれど、なんだか見るからにパッとしない、「これに乗ってみたい!」という気にさせない車ばかりだったとしたら、どうでしょう。あなたはその店で、車を買う気になりますか?

つまり、好印象のない車、パッとしない車というのは、店からすると、なかなか売れてくれない、やっかいな車になる可能性が高いのです。

店からすると、やはり、店頭に並べたらすぐ売れてくれるような、回転の速い車の方がありがたいに決まっています。そうなると、見た目の好印象というのが、案外、重要になってくるというわけです。

では、実際にはどんなところに気をつけて清掃すればいいのでしょうか?
それをこれからいくつか見ていくことにいたしましょう。

もちろん大前提として、自分にとってそんなに負担にならない範囲でやる、というのが大切です。

この段階でお金をかけすぎてしまうと、高査定に結びついたとしても、トータルだとマイナス? なんてことにもなりかねません。

自分にできる範囲の時間とお金を使ってやる、というのがとっても重要です。

清掃の具体的なポイントとしては、<車体><車内><トランク><におい>、といったものが挙げられます。

まず車体に関してですが、できる範囲での方法としては、窓ガラスをちゃんときれいにしておく、なんてのがあります。時間がない人に、特におすすめです(もっと余裕があれば、ボンネットだけでもワックスがけをしておくと、さらに効果的です)。

そもそも窓ガラスが汚れ放題ですと、<ほんとに売る気があるのか!?><きっと雑に扱われて、傷み放題の車なんだろうな>なんて思われてしまいます。こうなると、高査定を勝ち取るというのは、なかなか大変です。

また車内に関しては、できるだけ、まっさらな状態で持っていく、というのが重要です。ほこりとか糸くず、髪の毛といったところまで、しっかり目を配りましょう。けっこう見落としやすいのがフロアマットの下。そちらもしっかり、チェックです。

なお、その場で売却する気がない場合でも、査定の際には、貴重品のたぐいはあらかじめ車内から出しておくことをおすすめします。

何かの拍子に、壊したとか壊さないとか、無くなったとかの話になると面倒ですから、最初から手を打っておいた方がいいのです。

忘れてはならないのが、トランク内部の清掃です。
ふだん、雑に扱いがちなところですので、その分、汚れも目立つはずです。逆に言えば、ふつう、汚れているはずのところがきれいだと、好印象につながりやすい、というわけです。

あとは、エンジンルームもある程度きれいにしておいて、オイル漏れなどがあった場合には、しっかり拭き取っておきましょう。

最後に、意外と盲点になりやすいのが、においです。
タバコのにおい、ペットのにおい……売る段階になってどうこうするのもいいですが、できれば普段からにおいがつかないよう、注意して乗るようにしていると、いざ査定の段階になってあわてずに済みます。

以上のような点にきっちり注意してから持ち込めば、店側に好印象を与えられることは、まず間違いがないでしょう。

しっかり清掃していただいて、高査定を勝ち取っていただければと思います。

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