査定価格を最大化する9つのポイント

5ポイント5 持ち込む店は、車種で決めよう!

査定価格を最大化する上で、どこの店に持ち込むか、というのは、結構重要なポイントです。
査定額は店の側から提示するものですから、ここをゆるがせにすることはできません。

さて、車を売るからには、当然、高査定をゲットすることが目標なわけですが、ここでひとつ、大切なポイントがあります。

それは、<大手の方が高い値段をつけてくれるとはかぎらない>、ということです。

普通、どこに売ろうかと考える時には、どうしても大手の店に目が行きます。
「あれだけ大規模に宣伝もしているし、大手だし、高値を希望するなら、そりゃ大手でしょ」、と考える人は、けっこう、多いでしょう。

でも、そうとは言い切れません。
大手よりも小さな店の方が、いい値段をつけてくれた、というのは、実は、案外、ある話なのです。

これは、大手と小規模店では、買取による利益についての考え方がちがうためです。
すこし複雑になるので、ここではくわしく解説しませんが、大手と小規模店とでは、<利益に対する考え方の仕組みがちがう>ので、大手に持っていった方がかならず儲かるとはかぎらない、ということだけ、おぼえておいていただければと思います。

さて、本題にもどりましょう。
それぞれの店によって、同じ車でも買取価格がちがうのは、要は需要が異なるからです。

欲しがる人が多ければ、高値で買っても元が取れるし、欲しがる人が少なければ、そんなにいい値段では買い取れません。

しかし、ここで、中古車ユーザーの需要にだけ注目したのでは、かんじんなところを見落としてしまいます。
もちろん、中古車ユーザーの需要というのは、買取価格が決まる上で非常に大事な要因なのですが、かんじんなのはそこではありません。

買取価格に最も影響するのは、買い取る側の需要です。
つまり、その店にとって、あなたの車がどれくらい需要があるか、ということです。

売れ筋の車というのは、実は、それぞれの店によって、微妙にちがっています。
ですから、自分の車が一般的な売れ線かどうかというのはもちろん大切なのですが、自分の車がその店の売れ線なのかどうか、ということは、もっと大切です。

その店の売れ線の車というのは、その店にとって回転が速く、すぐに利益を出しやすい車です。ですからその店にとっては、多少、相場より高い値をつけてでも、ぜひとも欲しい車なのです。

では、どういった車がその店の売れ線なのか。
これを見極める簡単な方法は、その店に展示してある車をチェックすることです。

もちろん、自分の車と同じ車種がプッシュされているところが有望です。店で売っている車を確認した上で、何軒か回ってみるというのが実戦的でしょう。

店の側としても、ぜひとも欲しい車なわけですから、おたがいにとって利益があるわけです。それはつまり、売る側と買う側の両方が満足する結果につながりやすい、ということです。

査定価格を最大化する9つのポイント