車買取/査定の鬼(元中古車査定士)が車種別!買取価格表&高額買取へのアドバイス
トヨタ シエンタ
基本情報
トヨタのシエンタは、2003年9月に販売が開始された、7人乗りのミニバンです。
2010年11月に、いったん販売が中止されましたが(生産自体は同年8月に終了)、翌2011年5月にマイナーチェンジを施し、生産・販売を再開しました。
シエンタの主な特徴としては、ファミリー向け、7人乗り、2011年5月のマイナーチェンジ後の、デザインが異なる2タイプの車体、が挙げられます。
まず、ファミリー向けに関してですが、このサイズではめずらしい7人乗りということで、最初から大人数での利用を想定しています。また、ボディデザインも、スポーティというよりは、<パパもママもみんなで一緒に楽しめるスタイル>を目指したもの。装備もファミリー向けを想定しており、たとえば運転席シート上下アジャスター(シートリフター)は、ドライブの途中でパパからママに運転を交代したときでも、ストレスなく運転できるようにという思いが込められています。他にも、赤ちゃんの肌にも優しいフレシール加工を施したシートを、全車に標準装備。インテリアは全車標準装備の物が多く、安心して購入することができます。さらには、片手でシートを移動できるため、多人数時にサードシートへの乗降が容易となるウオークインモードを装備するなど、配慮も行き届いています。
デザインに関しては、より角ばったデザインの<DICE>が追加され、丸目と四角目の2タイプから選べるようになっています。
また、足の不自由な方への配慮を施したウェルキャブ(福祉車両)も計5タイプ用意されており、トヨタの福祉への思いも感じ取ることができる一台となっています。
車買取/査定の鬼が語る!買取例&できるだけ高く売るための考察
車査定相場表 | ||
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最高 | 平均 | 最安 |
130万円 | 70万円 | 20万円 |
車買取/査定の鬼からアドバイス
最初に基本的なことを申し上げておきますが、車の買取価格というのは、最終的にはその車自体について付けられるものなのです。
シエンタといえど、その点に関しては、まったく変わりがありません。
つまり、事故車や、かなり状態が悪い車であれば、最悪0円査定(=引き取ってもらうだけ状態)ということもありえるわけです。
その逆に、車や装備品の状態等によっては、通常の査定価格に加えて、さらにプラス査定ということも十分、考えられます。
そういったことを前提とした上で、シエンタの査定価格について見ていきますと、基本的には、やはり、新しい車の方がいい値が付きやすいです。
走行距離も、もちろん査定には影響してきますが、シエンタの場合、それだけで決定的に価格が変わるというわけではありません。
年式にもよりますが、たとえば購入から4年程度経ちますと、買取価格の方も、よい値が付きにくくなる傾向があるようです。それなりの値を期待されるのであれば、4年程度での売却を視野に置いておかれるのがよいかと思います。
また、グレードも、やはり、多少の影響はあります。たとえば、販売中止以前のモデルに関していうと、XよりはGの方が、より高査定となりやすい傾向があります。