車買取/査定の鬼(元中古車査定士)が車種別!買取価格表&高額買取へのアドバイス
トヨタ ラクティス
基本情報
トヨタのラクティスは、2005年10月に販売が開始され、好評を博した5ドアのトールワゴンです。全体的な車のタイプとしては、ファミリー向けということができます。
なお、2010年11月からは、2代目の販売が開始されています。初代が好評だったため、大きなコンセプトの変更は行なわず、基本的には初代の方向性を継承しつつ、さらなる改良を加えてあります。
トヨタのラクティスの基本的な特徴としては、居住空間の広さや開放感、低燃費・低排出などが挙げられます。たとえば、デザインを工夫することで、前席の頭上空間にゆとりを実現。また、後席のひざまわりや足元にも余裕を持たせており、リラックスしたドライブを楽しむことができます。さらには、ドアの内側を、乗降の際につま先が引っかかりにくいデザインにしたり、運転席の下にタイヤパンク応急修理キットを収納するなど、細かな配慮もなされています。
また、ウェルキャブ(福祉車両)が用意されていることも、ラクティスの特徴のひとつです。このウェルキャブには、以下の3つの車両タイプがあります。
1つめは、<助手席が電動で90度回転し、車外にスライドダウンすることで乗降を容易にする『助手席リフトアップシート車』>。
2つめは、<車両後部にスロープを備えることで、車椅子に乗ったまま、後部から乗降できる『車いす仕様車』>。
そして3つめは、<足の不自由な方の運転をサポートするための『フレンドマチック取付用専用車』>。
このウェルキャブは、さらに細かく分けると、計8タイプという充実のランナップとなっており、トヨタの福祉への思いの強さがうかがえます。
車買取/査定の鬼が語る!買取例&できるだけ高く売るための考察
車査定相場表 | ||
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最高 | 平均 | 最安 |
110万円 | 60万円 | 30万円 |
車買取/査定の鬼からアドバイス
最初に基本的なことを述べておきますが、車の買取価格というのは、最終的にはその車自体について付けられるもの。
トヨタのラクティスに関しても、その点については、まったく変わりがありません。
つまり、事故車や、かなり状態が悪い車であれば、最悪0円査定(=引き取ってもらうだけ状態)ということもありえるわけです。
その逆に、車や装備品の状態等によっては、通常の査定価格に加えて、さらにプラス査定ということも十分、考えられます。
そういったことを前提とした上で、ラクティスの査定価格について見ていきますと、基本的には、素直な値の付き方をしやすい傾向があります。
つまり、走行距離が長い車よりは、走行距離が短い車の方がよい値段が付きやすいですし、年式の古い車よりは新しい車の方が、よい値が付きやすい傾向にあります。
もちろん、買取価格というものは一般にそうなのですが、ラクティスの場合、走行距離や年式の差が、非常に素直に買取価格に反映されるな、といった印象です。
ラクティスの買取価格に関しては、ごく自然なスタンスで比較・検討されるのがよいかと思います。