車買取/査定の鬼(元中古車査定士)が車種別!買取価格表&高額買取へのアドバイス
ホンダ フリード
基本情報
ホンダのフリードは、2008年5月に販売が開始された、比較的新しいミニバンです。
基本コンセプトは、広さとコンパクトさの両立。つまりは、コンパクトカーでありながら、内部空間の広さをも重視した作りとなっています。
また、大人数で乗ることも意識して設計されており、初代では、5人乗り/7人乗り/8人乗りの3タイプを設定。このうち、8人乗りの実現はクラス初、また、一番人数の少ない5人乗りも、クラス最上級のラゲッジスペースを持つなど、工夫の凝らされた一台となっています(ちなみに7人乗りは、2列目の座席にキャプテンシートを採用することで、どの席へも自由に移動できるようになっており、使い勝手のよさを実現しています)。
また、取り回しのよさも特徴のひとつです。そのため、街なかをコンパクトに乗り回すにもよし、大人数で乗るにもよし、と非常に使い勝手がよいため、発売当初から非常な好評を博しました(なお、派生モデルとしては、フリードスパイクがあります)。 販売開始から2年半の2010年11月にマイナーチェンジが行なわれ、CVTの改良やECONモードの追加によって、更なる低燃費を実現するとともに、メーター部やシート表皮などの内装も一部、変更されました。
さらに、2011年10月のマイナーチェンジからは、3列目のシートを1席減らすことで、それまで以上にゆったりとした車内を実現。これにより、タイプも5人乗り/6人乗り/7人乗りの3タイプへと変更されました。また、空力特性も改善されています。 さらに、このマイナーチェンジでは、フリード初のハイブリッドモデルも登場。通常タイプにくらべ、燃費が30%近く向上するなど、魅力的な一台となっています。
車買取/査定の鬼が語る!買取例&できるだけ高く売るための考察
車査定相場表 | ||
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最高 | 平均 | 最安 |
170万円 | 130万円 | 10万円 |
車買取/査定の鬼からアドバイス
まず、最初に基本的なことを確認しておきましょう。買取相場なんて言い方がよくされますが、車の買取価格というのは、最終的には、車種ではなく、あくまで持ち込まれたその車自体の値打ちに対して付けられる値段です。
フリードといえど、その点に関しては、まったく変わりがありません。
つまり、事故車や、かなり状態が悪い車であれば、最悪0円査定(=引き取ってもらうだけ状態)ということもありえるわけです。
その逆に、車や装備品の状態等によっては、通常の査定価格に加えて、さらにプラス査定ということも十分、考えられます。
そういったことを前提とした上で、フリードの査定価格について見ていきますと、走行距離や年式によって左右されるが、決定的なものではない、といったところでしょうか。 もちろん、基本的には、やはり、新しい車の方がいい値が付きやすいですし、走行距離が長いよりは短い方が、査定価格も高くなる傾向にあります。
しかし、実際問題、年式や走行距離によって、極端に値が異なることは少ないようです。まだ比較的新しい車ですので、そういった面では差が付きにくい、といったこともあるのかもしれません。
また、他の車種では、車によっては大幅に安い査定額しか付かない、といったケースもあるのですが、フリードでは、そのあたりのばらつきも、比較的、少ない模様です。
もちろん、限度を越えた状態の悪さであれば、最悪0円査定も十分にありえるということは、一応、書き添えておきたいと思います。